高校生がトマト農家を守る植物「クレオメ」を部会へ配布/薩摩中央高校と部会が連携
さつま町にある薩摩中央高校の生徒らが11月29日、北さつま農協トマト部会へトマトの天敵温存植物「クレオメ」の鉢苗を配布しました。
同校生物生産科3年生の野菜班では「トマトの施設栽培における病害虫防除」をテーマとして研究に取り組んでいます。トマトの施設栽培においては、コナジラミ類とアザミウマ類の病害虫防除が大きな課題となっています。これらの防除に有効な天敵「タバコカスミカメ」を施設内に定着させ利用するため、同校の野菜班が天敵温存植物である「クレオメ」を栽培。地域のトマト生産者に配布・利用してもらうことで地域農業の課題解決と発展に貢献することを目的に、JAや関係機関、トマト部会の協力を得ながら取り組みました。
生物生産科3年生の小島脩太郎さんは「愛情を込めて育てたクレオメが、栽培の役に立てたら嬉しい。これからも地域農業に貢献できるような活動をしていきたい」と話しました。
北さつま農協トマト部会副会長の楠元伸一さんは「コスト削減しながら安心安全なトマト栽培が出来る。生徒の皆さんが育てたクレオメを大切に活用していきたい」と感謝しました。
2024-11-29 | JA北さつまからのお知らせ
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