町内産のアボカド栽培順調 ~さつま町アボカド現地検討会~
10月22日、さつま町アボカド現地検討会がさつま町中津川の依知花(いちか)農園で行われ、着果状況の視察や果実の試食、意見交換が行われました。
現在、国内には大きなアボカド産地がなく、国内で販売されているほとんどはメキシコ産。国産アボカドは、成熟まで樹上で着果させられる利点があり、20%ほどまで油分を貯蔵した果肉は、トロリとして食味が良いのが特徴です。
同農園ではハウス栽培を行っており、令和3年に苗木を植栽。昨年ピンカートンとリードの2品種を初収穫しました。今年はジャンボイスやエドラノールなど、予定していた5品種すべてが収穫できました。
国内産アボカドの市場は今後拡大することが期待されており、県内百貨店では贈答品として販売が始まっています。収穫期の見極めや、安定した着果が見込める品種の選定などが今後の課題です。
現在、町内のアボカド生産者は2人。関係機関と連携しながら、県内のアボカド農家と情報交換を行い、栽培に取り組んでいます。同農園の園主である今村耕一さんは「将来的には近隣地域と連携し、振興会が立ち上がれば嬉しい。まずは自分たちが道を作っていきたい」と意気込んでいます。
2024-11-26 | JA北さつまからのお知らせ
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