ＪＡ北さつまは２１日、伊佐農林高校農林技術科の１年生７人を対象に協同組合講座を開きました。将来を担う高校生に、地域農業の現状やＪＡの役割を理解してもらうのが目的。ＪＡ職員が講師となり、協同の理念や農業の魅力について説明しました。
総務人事課の二町伸市係長は協同組合について説明し、「協同とは力と心を合わせること。ＪＡでは営農指導や販売・購買・信用・共済などさまざまな事業を通じて農家・地域農業を支える縁の下の力持ちです。」と話しました。
畜産部の吉祥庵豊実次長は、管内の畜産概況やＪＡ畜産施設の概要について講義し、農家戸数、子牛価格の推移など具体的な数字を用いて、詳細な説明がありました。
視察研修も同日行われ、市囿庄一さん（４５）のトマト農園や有限会社福永畜産を視察しました。
実家が繁殖農家を営む前原健志郎さん（１５）は「今日一日を通して農家の苦労が改めて身に染みた。色々な人に感謝したい」と話しました。