さつま町でアボカドを初収穫/さつま町産アボカド試食会
さつま町役場で10月6日、アボカドの試食会がありました。試食会に出されたのは、同町中津川の今村耕一さん(74)が園主を務める依知花農園で栽培されたアボカドで品種は「ピンカートン」。
今村さんは、もともと観葉植物を栽培していましたが、コロナ禍の影響で需要が減少。新しいことにチャレンジしたいと考え、アボカドに目を付けたそうです。2021年6月に5品種9本の1年生苗を植栽し栽培を始めました。2022年から2023年にかけて全ての品種が花を咲かせましたが、着果が確認できたのは「ピンカートン」「リード」の2種類。
アボカドはクスノキ科に属し、温帯から亜熱帯で主に栽培されています。日本のスーパー等で販売されているアボカドのほとんどがメキシコ産の「ハス」。国産アボカドの利点は成熟まで樹上で着果させ、果肉に十分な油分を貯蔵させてからの収穫が可能で、食味が良くなる点です。
今村さんは「新しいことに取り組むことが好きでアボカドにチャレンジした。前例がなく、水管理、温度調整、肥料のタイミングなどで苦労した。今後は、残りの3品種の着果や追熟の期間などの指導を受けながら進めていきたい。」と語りました。
2023-10-06 | JA北さつまからのお知らせ
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