高齢者や買い物弱者を支援 JA北さつま移動販売車「笑味ちゃん号」
JA北さつまは、伊佐市大口山野を巡回する移動販売車「笑味ちゃん号」のルートを一部変更し、4月22日から運行を始めました。山野地区に唯一あったストアが3月末で閉店。地域住民から日常生活への不安を訴える声が寄せられ、JAでは買い物弱者を支援するため、新たな販売場所を選定しました。
JAでは2台の移動販売車を運行させています。同地区を担当するのは1号車で、さつま町のAコープさつま店を起点に、毎週月曜~金曜の5日間、66カ所を巡回しています。1㌧トラックに生鮮品や青果物、総菜、日用品などを積んで販売しています。
新たな販売場所となった廣大寺駐車場には、高齢者20人ほどが訪れました。利用者は「車の運転ができないので、お店がなくなってから不便だった。来てくれてうれしい」と話し、生鮮品やパン、菓子などを買い物かごいっぱいに詰め込んでいました。
場所を提供した廣大時の若坊守、廣川智美さんは「お寺は昔からコミュニケーションの場所。久しぶりにみんなの笑顔を見ることができてよかった」とほほ笑みました。
移動販売車では、車内に陳列していない商品の注文も受け付けています。JA担当者は「今後も高齢化や過疎化が進む中山間地域の買い物支援に取り組み、地域に寄り添ったサービスを展開していきたい」と語りました。
2022-04-25 | JA北さつまからのお知らせ
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