ＪＡ北さつま果樹部会きんかん専門部会は11月26日、薩摩川内市入来町浦之名の隈元香苗さん（82）のハウスで、鹿児島きんかん「いりき」はさみ入れ式を行いました。主な出荷先は関東・関西市場で、一部は香港など海外にも出荷しています。今年度は共販量230㌧、販売額２億1000万円を目指しています。

部会員50人でハウス面積10㌶。生産技術の高位平準化と品質向上に取り組んでおり、「かごしまブランド産地」に認定されています。

今年産は着果にばらつきが見られるものの、秋口の天候に恵まれ生育は順調です。玉伸びや色付きも良く、糖度の高いキンカンに仕上がっています。

式には生産者やＪＡ、行政、市場関係者ら約50人が参加しました。神事とテープカットの後、関係者がはさみを入れ収穫を祝いました。園主の隈元さんは「今年も甘くておいしいキンカンができた。ビタミンが豊富なので、生のまま丸ごと食べてもらいたい」と話しました。