日本一の和牛産地を築き、総力を結集して第12回全国和牛能力共進会に「北さつま」からの出品を目指そう―。第３回ＪＡ北さつま畜産振興大会が９月３日、さつま町の宮之城文化センターでありました。管内３地区（薩摩川内市、さつま町、伊佐市）から畜産農家や行政関係者ら約500人が出席しました。

畜産基盤の維持・強化を図り、安定した経営を目指すことを目的に、２年ぶりに開きました。肉用牛情勢報告の後、全国和牛登録協会県支部の坂元信一副支部長が「第12回全共の概要と取り組み」について講演しました。また、牛白血病についての研修もあり、出席者は熱心に耳を傾けていました。

春田和則組合長は「産地間競争が激化するなか産肉性の高い優秀種雄牛が造出され、子牛の一大産地として名声を高めている。2022年には全共が鹿児島で開催される。連覇を成し遂げるため『チーム北さつま』として出品対策を進めていきたい」とあいさつしました。