１２月９日、県立伊佐農林高校農林技術科の１年生２３人を対象に、ＪＡ北さつま管内で協同組合講座を兼ねた視察研修を行いました。協同組合講座は将来を担う高校生に地域農業の現状やＪＡの役割を理解してもらうのを目的とし、令和３年度から行っています。
　子牛せり市が開催されていた薩摩中央家畜市場ではせり市会場の見学もあり、子牛が次々にせり落とされていく姿を生徒たちは真剣な顔で見学しました。畜産部の吉祥庵豊実次長が畜産の現状や牛肉の生産から流通までの過程について市場内を視察しながら講義を行い、総務人事課の二町伸市係長がＪＡは様々な事業を通じて農家と地域農業を支えていることや、協同の理念や農業の魅力について説明しました。
　他にも管内のトマト農家の圃場視察や花き農園の視察もあり、研修を終えた生徒は「実際に農業現場を視察し、農業に対する印象が変わった。将来は農業に係わる職業も視野に入れたいと思う」と感想を述べました。