玉伸び、色付き良好/鹿児島きんかん「いりき」はさみ入れ式
JA北さつま果樹部会川内きんかん専門部会は11月25日、薩摩川内市入来町にある(有)中之原製茶のきんかん園で、鹿児島きんかん「いりき」のはさみ入れ式を開きました。
式の前に執り行われた神事では、生産者や関係機関、市場関係者などが収穫作業の安全と販売の成功を祈りました。
大里祐一部会長が「今年は不安定な天候や台風など、多くの心配と苦労が続いたが、生産者の努力で素晴らしいキンカンが出来た」とあいさつし、生産者やJA、行政関係者が丸々と実ったキンカンにはさみを入れ、収穫を祝いました。
今年産は夏までの少雨や猛暑による影響で小玉傾向となることが懸念されたが、秋以降の多雨で果実の肥大が進み、順調に生育。玉伸び、色付きとも良く、糖度の高いキンカンに仕上がっています。
同市では昭和58年に栽培が始まり、現在部会員39人がハウス面積8.3㌶で栽培に取り組んでいます。主な出荷先は関東・関西市場で、一部は香港など海外にも輸出しています。今年度は共販量205㌧、販売額2億2550万円を目指します。
園主の豊田孝之さんは「ほどよい酸味で糖度が高く、美味しいキンカンが出来た。消費者の皆さんにもぜひ食べて欲しい」と話しました。
2024-11-26 | JA北さつまからのお知らせ
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