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北さつま農業協同組合オフィシャルサイト

北さつま農業協同組合(JA北さつま)

薩摩西郷梅の収穫量激減

薩摩西郷梅の収穫量激減

 

 令和6年産の薩摩西郷梅は、昨年9月~10月頃の暑さと暖冬による開花時期の早まり、受粉時期が曇天と低温によりミツバチが飛ばず受粉が悪かったこと、さらに3月の凍霜害の影響から収穫量は例年の8~9割減となりました。

 さつま町永野の標高400mにある梅園で薩摩西郷梅の栽培をしている牧野光弘さん(85)と奥様の正代さん(78)は、例年にない不作に肩を落としています。光弘さんは「地球温暖化や異常気象による影響は非常に大きいと感じている。今年これだけ様々な要因が重なり不作になったことが、これからは当たり前のように毎年起こるかもしれない。今後は生産者と行政、JAなど関係機関が協力しながら新品種への切り替えなども検討していく必要がある」と話しました。 奥様の正代さんは「西郷梅の栽培を25年やっているが、ここまで不作になった年は初めて。1年手間暇かけて栽培してきたのに、この結果は非常に残念」と話しました。

 JA北さつまでは行政と連携して被害の状況など調査を行い、次年度以降の栽培や対策について検討を進めていきます。

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