11月24日、ＪＡ北さつま果樹部会川内きんかん専門部会は、鹿児島きんかん「いりき」の鋏入れ式を開きました。場所は薩摩川内市入来町藤川の前田義昭きんかん園。16㌃のハウスで育った鹿児島きんかん「いりき」は、宝石の玉のように美しい形状で、隅々まで均一に橙色が色付き、たわわに実っていました。川内きんかん専門部会は2023年度産目標として、共販量230㌧、販売総額２億3000万円を目指します。
　鋏入れ式には、市場代表として横浜丸中青果株式会社ほか、県内の各関係機関が出席しました。宮司による厳かな神事のあと、テープカットが行われました。きんかん収穫体験では、関係者が各々繊細な手つきできんかんを収穫しました。
　薩摩川内市のハウスきんかんは、1983年に栽培が始まり、現在部会員42名で8.9㌶で栽培しました。薩摩川内市の重点品目として、生産者・関係機関団体が一体となって、生産振興に取り組んでいます。また、部会を中心に生産技術の高位平準化・品質の向上等の取り組みにより、2004年度より、かごしまブランド産地として認定されています。