MENU

北さつま農業協同組合オフィシャルサイト

北さつま農業協同組合(JA北さつま)

農業の「余りある楽しさ」伝えたい/薩摩川内市 循環都市計画

農業の「余りある楽しさ」伝えたい/薩摩川内市 循環都市計画

薩摩川内市が九州大学と進めている循環都市計画を進めています。未利用資源の活用、とりわけ一次産業の「茶」に焦点を当てたワークショップの第二回目が行われました。会場は、東郷町・笹野製茶の「茶寮ささの」。JAをはじめ農業関係者、福祉など他業種の関係者が、農業や地域を盛り上げ課題を解決するためのアイディアを発表。商品開発や情報発信のほか、六次化の延長線上で農業と他業種を掛け合わせた案など、各々の視点や専門分野を活かした案が上がりました。

ショップを併設した店内は、代表の笹野千津子さんが、大人や子供を対象としたお茶に関する教室でもあり、使用する伝統的な茶器の他、茶を注いで飲むためのワイングラスなども並んでいます。笹野さんの日々の活動の場が会場ということもあって、意見交換に華が咲きました。

笹野さんは本ワークショップについて、「同業種間では生まれないようなアイディアを受け取ることができ、とても嬉しいです。異業種の意見交換の場は、現状では農作業に手いっぱいで六次化に未着手の農家さんをふくめ、多くの農家さんに必要。そういう場への積極的な声掛けが大切だと思います」と話しました。

出席者は過去二回の本ワークショップを振り返り、「異なる立場の人が集まることにより、グループヒーリング的な効果もありつつ、課題解決のヒントが得られると思った」など、各々の感想を確認し合いました。

参加者からは、新規就農など、農業振興のPRについても意見が聞かれました。「 農業のイメージを良くするために、耳触りの良い言葉で伝えることには疑問があります。農業はとても大変ですが、一方で、農業を取り巻く世界には余りある楽しさがあることを伝えたい」と話していました。

ページTOPへ戻る