梅園でドローン防除試験
5月11日、さつま町永野の牧野光弘さん(84)の梅園にてドローンによる防除の試験が行われました。牧野さんも加入する西郷梅生産組合は省力化を課題の一つに挙げており、ドローンによる防除にはその効果が期待されています。
使用された農薬はデランフロアブル。現在、梅にドローンで防除可能な唯一の農薬であり、黒星病、すす斑病に効果があります。
今回、散布されたのは7アールで11本の梅。牧野さんが使用している動力噴霧器で散布した場合、20分~30分ほど掛かるが、ドローン防除では10分40秒で散布することができました。また作業終了後、落下調査紙でJA、さつま町、生産者等の関係者による確認が行われましたが、十分効果ありと判断されました。
オペレーターを務めた農事組合法人梅香丘の松下昇悟さん(37)は、「ドローンでの梅への防除は初めてだったが、スムーズに防除することができました。水稲の防除と比べ難しい点もありますが、梅栽培の省力化に寄与することができます」と語りました。
また、圃場を管理する牧野さんは「今後も安心・安全でおいしい薩摩西郷梅を皆様に食べていただくには、省力化は重要な課題。今後は、灰色かび病などの農薬にも登録を拡大していただきたい」と語りました。
2023-05-11 | JA北さつまからのお知らせ
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