ＪＡ北さつま果樹部会川内きんかん専門部会は11月24日、薩摩川内市入来町の高木成寛さんのハウスで、鹿児島きんかん「いりき」のはさみ入れ式を行いました。今年産は台風被害や病害虫発生もなく順調に生育。玉伸び、色付きとも良好で、糖度の高いキンカンに仕上がっています。

同市では1983年に栽培が始まりました。現在、部会員42人がハウス面積9.2㌶で栽培に取り組んでいます。主な出荷先は関東・関西市場で、一部は香港など海外にも輸出しています。今年度は共販量240㌧、販売額２億2800万円を目指します。

式で木通澄俊会長は「ブランドを堅持し、安心安全な商品を消費者に届けたい」とあいさつ。生産者やＪＡ、行政関係者らが丸々と実ったキンカンにはさみを入れ、収穫を祝いました。

園主の高木さんは「糖度14度以上で収穫に入る。香りが良く甘くておいしいので、ぜひ生で食べてもらいたい」と話しました。