玉伸び、色付き、甘さ良好 鹿児島きんかん「いりき」はさみ入れ式
JA北さつま果樹部会川内きんかん専門部会は11月24日、薩摩川内市入来町の紺屋農園で、鹿児島きんかん「いりき」のはさみ入れ式を行いました。今年産は、夏場の長雨などの影響が心配されましたが、生産者の努力で順調に生育。玉伸びや色付きも良く、糖度の高いキンカンに仕上がっています。
同市では1983年から栽培が始まりました。現在では部会員46人がハウス面積9.6㌶で栽培し、生産技術の高位平準化、品質の向上に取り組んでいます。「かごしまブランド産地」の認定を受け、かごしまの農林水産物認証制度も継続で取得。安心・安全なキンカン栽培に努めています。
主な出荷先は関東、関西市場。一部は香港などの海外にも輸出しています。2021年度は共販量240㌧、販売額2億2200万円を見込んでいます。
式には生産者やJA、行政、市場関係者ら50人が参加。神事の後、関係者がキンカンにはさみを入れ、収穫を祝いました。園主の紺屋裕之さんは「例年より開花は遅かったが、着果率が良くて玉肥大も進み、糖度も高くなってきた。甘くておいしいキンカンを生で食べてもらいたい」と話しました。
2021-11-25 | JA北さつまからのお知らせ
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