新セリシステムが稼働 薩摩中央家畜市場
JA北さつまの薩摩中央家畜市場は、自動電子セリシステムを更新し、8月のせり市から運用を始めました。より多くの情報を提供するほか、トラブル解消が可能となる仕組みを構築。機能向上を含めた再編整備で購買者誘致を進め、生産者の生産意欲向上を促します。
今回導入した情報管理システムにより、生産者・購買者・JA・関係機関へ迅速で確実な情報提供が可能になりました。せり場内には後続のせり情報を表示する液晶ディスプレイを新たに設置。後続4頭の体重・日齢・血統(父)が表示され、購買者は購買計画が立てやすくなります。さらに入場番号や体重、性別、せり決定価格などの情報が、合成音声による自動アナウンスとなりました。
また、ライブ配信システムも導入しました。9月からインターネットを活用してせりの状況を配信します。購買者が委託購買を行う場合や、農場主が購買担当者に指示する場合に、市況や牛の状況をリアルタイムに把握することが可能となります。
新システム稼働式で、春田和則組合長は「JAが事業主体となり、『和牛日本一鹿児島』を支える家畜市場運営強化事業と2市1町(薩摩川内市、伊佐市、さつま町)の理解・協力で新システムを更新することができた。薩摩中央家畜市場では今後も生産農家と一体となり、購買者に喜んでいただける子牛の上場に努めていきたい」とあいさつしました。
2020-08-12 | JA北さつまからのお知らせ
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