繁殖農家が牛肉消費拡大運動を展開 JA北さつま肉用牛振興協議会
JA北さつま肉用牛振興協議会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で和牛肉の消費が落ち込んでいることから、肥育牛農家の支援を目的に牛肉消費拡大運動に取り組んでいます。4月下旬から繁殖牛農家や行政など関係機関に協力を呼び掛けたところ、1カ月で7202パック、総額1350万円の申し込みがありました。
繁殖牛農家から「和牛肉の消費に協力したい」との申し出があり、協議会で消費拡大運動に取り組むことを決めました。畜産農家に注文書を配り、支部ごとに取りまとめました。
JA管内は畜産が盛んで、産肉性に優れた血統の子牛が多く上場されます。薩摩中央家畜市場の子牛せり市では高値取引が続いていましたが、牛肉需要の低迷に伴い子牛価格も下落。5月の平均価格は70万9784円で、新型コロナ感染拡大前の2月より約13万円値を下げており、繁殖経営にも影響が出始めています。
中島正和会長は「牛肉の消費低迷は肥育農家の経営基盤を揺るがす大きな事態だ。今後も畜産農家が率先して消費拡大に協力していきたい」と語りました。
2020-06-09 | JA北さつまからのお知らせ
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