五穀豊穣願いメノモチ作り 伊佐市大口の内田さん
伊佐市大口原田の農業、内田一さん(88)方で1月11日、五穀豊穣を願うメノモチ作りが行われました。ひ孫を含めた親子4世代が早朝から作業を進め、1日がかりで作り上げました。内田さんは「立派なメノモチができた。昨年の稲作はウンカの被害が多かったので、今年は豊作で農家が潤う年になってほしい」を願掛けをしました。
メノモチは小正月の伝統的な飾り。米俵に固定されたエノキの枝に白、赤、緑、黄の4色の餅が刺してあり、餅の重みでしなった枝に稲穂のように見えます。稲作農家では豊作を願って飾るのが風習となっていましたが、現在ではほとんど見られなくなりました。
内田さん方では戦時中を除き、約100年にわたって受け継がれています。「準備が大変だけど息子たちが手伝ってくれるので心強い。これからも日本の良き伝統を守っていきたい」と話していました。
2020-01-14 | JA北さつまからのお知らせ
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