91歳の道川内さん 牛が大好きだから生涯現役
「牛が大好き」と語るのは伊佐市大口白木で、生産牛11頭と子牛9頭を飼養する道川内ミツ子さん(91)。毎朝6時に起床し、家事を済ませてから牛の世話をするのが日課です。「牛と一緒にいるときが一番の幸せ。100歳になっても牛の世話をしたい」と笑顔を見せました。
結婚するまで「鎌も握ったことがない」と言うように農業とは無縁でしたが、嫁ぎ先で牛と馬を飼っていたことからミツ子さんが世話をするようになりました。
自宅と牛舎は標高約400㍍の高台にあり、約2㌶の牧場も所有しています。大雨と大雪の日以外は、給餌後に放牧しています。「うちの牛たちは傾斜地を自由に運動することから足腰が強く、爪の削蹄も必要ない。発情したときも他の牛の様子で分かる」と話しました。
現在は元JA畜産指導員で長男・正和さん(69)と2人で世話をしています。体を動かすのが大好きで、毎日の餌やりも欠かさず元気いっぱい。草払いを2時間ぐらい平気ですることから「無理をするな。といつも息子に怒られる」と苦笑いを浮かべました。
「牛と一緒に生活しているのが健康の秘けつ。年にはかなわないけど、これからも頑張って続けたい」と、生涯現役を誓いました。
2019-02-20 | JA北さつまからのお知らせ
JA北さつまのご案内