日本農業新聞は、農畜産業振興機構の「肉用子牛取引情勢」を基に全国102市場の取引頭数と価格を集計し、2018年の全国の子牛市場取引実績をランキング形式でまとめました。

▼２月19、20日掲載

ＪＡ北さつまが運営する薩摩中央家畜市場で取引された黒毛和種の子牛の１頭平均価格は、前年比0.1％増の87万252円。市場別では５年連続で３位となりました。産肉性に優れた血統の子牛が多く、繁殖向けの雌牛に引きが強くなっています。

市場取引頭数は前年比0.4％減の5982頭。前年より順位を一つ下げ17位でした。ＪＡ北さつま管内では、繁殖農家の高齢化による離農の影響が見られます。ＪＡ畜産部は「上場頭数維持拡大に向けた生産基盤の強化に取り組み、生産率向上を図りたい」と話しました。