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北さつま農業協同組合オフィシャルサイト

北さつま農業協同組合(JA北さつま)

特A獲得の米「あきほなみ」を使ったかるかんを商品化

特A獲得の米「あきほなみ」を使ったかるかんを商品化

JA北さつまは、日本穀物検定協会の米食味ランキングで、食味が最も良い「特A」を4年連続で獲得した「あきほなみ」を使った郷土菓子「かるかん」を商品化しました。大阪市で開かれた物産展で先行販売を開始。「ふんわり、もちもちした食感でおいしい」と好評でした。

JA管内(さつま町、伊佐市、薩摩川内市)は水稲栽培が盛んで美しい田園風景が広がります。しかし、農家の高齢化による耕作放棄地の増加などで農村の景観が失われつつあるのが現状です。JAでは「景観作物を守ることが村おこしになる。米作りにもう一度誇りを持ってほしい」と願い、「あきほなみ」加工品の開発を進めました。

霧島市の九面屋が菓子の製造・販売に協力。「あきほなみ」の米粉を使い、こしあんを包んだ「かるかん饅頭」と、塩と金時豆を使った「塩豆かるかん」の2品を完成させました。米特有のほのかな甘い香りとしっとりとした口当たり、もちもちの食感が特徴です。

JAは今後、女性職員による販売促進プロジェクトチーム「J・kissおごじょ」に加え、6次産業販売促進事業に取り組む営業チームなどが、全国でPR販売活動を展開します。また、県内の菓子業界などと協議を重ねながら、新たな菓子や焼酎など「あきほなみシリーズ」の商品化を手掛けていく考えです。

事業を統括する勝目正隆JA参事は「農業所得の増大、農業生産の拡大につなげる第一歩として、地元産を原料とした自主企画商品の開発・普及に力を入れている。あきほなみを使った商品を日本全国に自信を持って発信していきたい」と語りました。

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